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卵子の空砲

投稿日時:2018/11/15(木) 12:01rss

こんにちは!
今回は、当協会の小原が担当させていただきます。

晩婚・晩産化などを背景に、不妊治療が急速に広まっています。 その中の体外受精において、卵子の空砲ということが起こります。 そこで、今回は、体外受精における卵子の空砲をテーマにご紹介したいと思います。



空砲とは?

 

『卵子』は『卵胞』という袋の中に包み込まれています。

 

『空砲』とは、卵子が入っていない卵胞の事です。

 

正確にいうと、不妊治療における体外受精の場合、卵胞の中の卵子の育ち具合や形状がわかります。

 

順調に発育し、自力で排卵が可能であるような状態の卵子を使って、精子との培養を行います。

 

逆に、未成熟だったり、奇形のある卵子は培養ができないので廃棄されます。

 

その卵子が入っていた卵胞のことを『空砲』と呼びます。

 

 

 

 

 

空胞になる4大原因とは?

 

1.遺残卵胞

 

遺残卵胞とは、生理になっても前の周期の卵胞が卵巣内に残ったままでいることです。

 

本来、排卵後の卵胞は黄体となり、他の卵胞と共に体内に吸収されて消えてリセットされますが、吸収されずに次の周期の生理時も残ったままになっている状態です。

 

不妊治療の場合、排卵誘発剤を使用すると起こりやすいと言われています。

 

 

2.誘発不足

 

FSH10以上の高値、抗ミューラ管ホルモンの低値は卵巣予備機能低下を意味します。

 

そのような場合、卵胞が反応できないため、卵胞発育不良により空胞になります。 

 

卵巣機能が低下しているからこそ適切な誘発が必要です。

 

卵胞1つ当たり250以上のE2が分泌していることが良好卵が採卵できる目安です。

 

 

3.LHホルモン上昇のタイミング不良

 

LH(黄体形成ホルモン)は女性ホルモンのひとつです。

 

このホルモンは、成熟した卵胞に対して排卵を促す働きと、排卵後の卵胞に対して黄体化を促す働きを持っています。

 

黄体ホルモンの代用に使われているHCG注射や点鼻薬のタイミングが合わず、卵子を包んでいる顆粒膜が剥がれなかったことによって空胞になります。

 

 

4.加齢

 

加齢などが原因で、卵胞の発育は認められるが卵子が発育しない、あるいは未成熟な場合です。

 

このような例では、採卵前E2も250以上上昇しますが、卵子の発育がないため空胞となります。

 

 

 

 

 

空砲を改善するためには?

 

・糖質の摂り過ぎは気を付ける

 

 糖質を摂り過ぎるとタンパク質と結合し、血液の質や血管・子宮・卵巣の柔軟性の低下を招き、卵子の質にも影響するからです。

 

 

 

・十分な睡眠をこころがける

 

 10時~2時に睡眠の状態でいるとホルモンの分泌や調整がしやすくなるといわれています。

 

また、メラトニンの分泌を活性化させるので、卵子の質を高め、妊娠力UPにも関わります。

 

 

・ミトコンドリアの活性化

 

ミトコンドリアは、私たちの体を形成している細胞の一部です。

 

このミトコンドリアが呼吸する事によって細胞は生命維持し、人は生命維持しています。

 

ミトコンドリアは卵子の発育の鍵も握っている訳で、活性化が図れれば、卵子の成熟が促すことができます。

 

ミトコンドリアを活性化させるためには、体を温め過ぎない、少々過度の運動をする、タンパク質を多く摂取すると良いといわれています。

 

また、ミトコンドリアは、ビタミンB郡や鉄分とタウリンにより活性化する事も研究で分かっています。

 

 

 

 

 

まとめ

 

高齢出産の増えた現在、不妊治療においては、驚くほどポピュラーな症状だと思います。
 

空砲を起こさないようにしていくためには、医療に頼るだけでなく自分で改善できる事は改善すべきだと思います。
 

その為にも、こつこつと生活改善しながら、健康な卵子の成長を促していきましょう。